自分の「好きなこと」はひとつとは限らない

「好きなこと」を仕事にすることで

毎日がとても楽しくて充実したものになる

これは全くその通りだと思いますし

僕はこの意見については、肯定的です

 

人はそれぞれ

その人の個性というか特性というか

その人らしさが発揮できるポイントっていうのが必ずあって

それがどんぴしゃりとヒットすること

 

いわゆる、自分の「好きなこと」がありますよね

 

それがお仕事になっているとするなら

それはめちゃくちゃ楽しくてしょうがないのではないでしょうか

 

僕にはそういう経験がありました

 

高専に通っていた頃から社会人になるまで

ずーっとIT系の学科に通っていました

 

そして社会人になった時も

自分が好きで、しかも得意になっていた

ITのスキルと能力を活かした仕事を任されて

毎日仕事にいくのが楽しみで仕方なかった時期がありました

 

もちろんそれなりにハードな時期を過ごすこともありましたよ

 

長期出張でなかなか家に帰ることができなかったりとか・・・

納期間近で毎日徹夜続きとか・・・

 

とはいえ基本、自分の好きの延長線上でしたし

当時はまだ体力的にも耐えれる年齢でしたので(笑)

 

苦に感じたことは、ほとんどなかったように思います

(長期出張も旅好き、という点の延長線上でしたから 笑)

 

そしてある日のこと

 

「大好きなことをライフワークにして豊かに生きる」

 

をテーマにしていた本を見つけました。

 

その時、自分の中に何か反応するものを感じたんです。

 

「ライフワーク」という言葉の響きが

すごく新鮮というか、斬新に感じて

 

きっと自分にもそれがあるに違いない!と反応したんですね

 

それからというもの、自分のライフワークは何だろう

という別名「自分探し」が始まりました

 

そして、それが苦悩の元にもなってしまいました

 

「ライフワークは好きなこと」

「好きなことはひとつ」

 

という大きな勘違いをしてしまい・・・

 

そのせいで自分の好きなことはこれ!

これに集中して取り組めばいいんだ!

 

とそれ以外のことに気持ちが動いたとしても

 

「それは違う!」

「先に見つけたこれが正しい!」

 

と自分で自分を決めつけてしまったりとか

 

そうなんですよね

 

自分の内側から浮かんでくる気持ちや言葉に

全くもって耳を傾けることができていませんでした

 

今振り返ると

 

ああ、ほんとはあんなこともやってみたかったんだよな

あれも好きなことのひとつだったんだ

とわかります

 

好きなことはひとつとは限らない

 

僕の場合は

 

「自分の好きなこと」と「周囲の評価」を天秤にかけてしまってた

 

つまり

 

自分の好きなことをやる!と言いつつも

周囲の人たちの目を気にしていて

自分をおざなりにしていた、ってことです

 

・・・・いやはや、お恥ずかしい

 

いろんな好きがあってこそ、個性も光るものだと、今では思います。

 

好きなこと、ひとつとは限りません

 

周りの目はさておき

今の自分の好きなことは何だろう

まずはそれを認めることから始めるのが

 

好きなことで生きていく人生の入り口なんだと

今では思います